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天才を殺す凡人

今回のテーマは著書「天才を殺す凡人」についてです。

サブタイトル「職場の人間関係に悩む、すべてのひとへ」

この書籍は人をタイプ別に3つに分類し、それぞれの特徴から良好な対人関係を築くための方法を解説しています。

人間関係やコミュニケーションに関する著書は数多く読みましたが、この書籍は今までにない視点から解説しており、新しい考え方との出会いをくれました。

本文もストーリー形式で読書が苦手な方にも読みやすいように工夫されています。

職場の人間関係や、会社組織に今、必要なことは何なのかを学べる本です。

では、早速解説していきます。

人には3つのタイプがある

まず、この本では人を3つのタイプに分類しています。

それは、「天才」「秀才」「凡人」です。

この本の面白い点は、この3つのタイプに優劣をつけていない点です。

通常、天才は頭脳明晰、秀才は努力家、そのほかは凡人、という感じで優劣をつけることが多いのではないでしょうか。

しかし、本書ではこの3つのタイプにはそれぞれ特徴があり、優劣はないと述べています。

その特徴とは、「創造性」「再現性」「共感性」です。

 

天才は「創造性」があり、独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人

秀才は「再現性」があり、論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人

凡人は「共感性」があり、感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人

自分がどのタイプなのかを知ることにより、職場での立ち振る舞いや、自分と違うタイプの人の考え方がわかり、人間関係を良好にすることができると考えられます。

天才を殺す凡人とは

では、本書のタイトルである「天才を殺す凡人」とはどのようなことでしょうか。

天才が有する才能が「独創性」です。これは秀才や凡人には乏しい才能であり、また、説明能力が低いものです。

独創性は現在の世の中にない新たなアイデアを生み出すことができますが、反面、世の中にまだ存在しないためそこから生まれる効果や利益を説明することが難しいものです。

そのため、共感性を重視する凡人からは理解を得ることができません。

結果、天才が生み出した新たなアイデアは、多数派を占め、共感性を重んじる凡人に理解されずに多数決で消されてしまいます。

例えば、ひとりの天才が「洋服をインターネットで売る」という提案をすると、多くの凡人は「洋服は試着して購入するものだからインターネットでは売れない」と反発します。すると、共感性からその他の凡人もそれに同調して多数決で天才のアイデアは採用されません。

これが、天才が凡人に殺されてしまう理由です。

大企業で革新的なイノベーションが生まれないのもこれが理由です。

自分がどのタイプかを理解する

この本を読んで学ぶことは、

まず、自分がどのタイプなのかを理解し、また周囲にいる人がどのタイプなのかを理解すれば人間関係が良好になります。

独創性をもつ天才であれば、なぜ凡人や秀才に理解されないかを知れば対策が打てます。

再現性をもつ秀才であれば、天才の考え方、凡人の考え方を理解したうえで、自分の力を発揮できる場で活躍することを考えるべきです。

共感性をもつ凡人であれば、天才の考え方、秀才の考え方、そして凡人が多数派を占めることを理解して革新的なアイデアを活かすことを考えるべきです。

それぞれのタイプの特徴を理解して、自企業の発展や社内の良好な人間関係を築きましょう。

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