Books

2030年の世界地図帳

今回のテーマはメディアアーティストの落合陽一さんの著書「2030年の世界地図帳」について解説します。

この本はサブタイトルが「新しい経済とSDGs、未来への展望」とあるように世界の現状や今後の予測について地図やグラフを利用してわかりやすく解説されている本です。

図解でデータを示して、それに対する内容を解説するというカタチなので本が苦手だという方でも読みやすいのでオススメします。

SDGsについては単体でも解説の量が膨大であるため別で解説いたします。

今、世界はどのような方向に向かっているのか、覇権を握るのはどの国なのか、日本は、そして私たち個人は何をすべきなのかなど事実に基づくデータから未来を予測しこれからの世界経済を考えることができます。

では早速、内容について解説していきます。

2020年を支える4つのデジタル・イデオロギー

2020年の世界経済は4つのデジタル・イデオロギーが支えると予測されます。

その4つは以下の通りです。

○ アメリカンデジタル

GAFAMに代表されるITテクノジーが経済を支える。非製造産業でモノではなくサービスを中心とした経済が今後も成長を支える。

代表企業:Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft

○ チャイニーズデジタル

中国国家が後ろ盾となり、豊富な資金と情報統制により成長を続けるデジタル企業が勢力を増す経済。

代表企業:アリババ、ファーウェイ、テンセント、バイドゥ

○ ヨーロピアンデジタル

ヨーロッパの強みである伝統や文化による付加価値を付けた高品質な製品を生み出す企業が成長を続ける経済。

代表企業:メルセデスベンツ、ロレックス、カール・ツァイス、LVMH

○ サードウェーブデジタル

インドやアフリカ諸国などの新種のイノベーションが一足飛びに生まれている地域の経済発展。

代表企業:タタモーターズ、Mペサ

2020年は上記の経済が好調で発展を続けていくことが考えられます。

テクノロジーで変わる2050年までの世界

2050年までには次のような画期的なイノベーションが起こると予測されます。

○ブロックチェーンとAIを活用した流通、販売管理で食品ロスがなくなる
○農業が自動化されて人件費が縮小することにより成長産業となる
○人工的に培養された「培養肉」が商品化されて市場に流通する
○太陽光発電、風力発電などの再生可能な自然エルギーが増加する
○AIによって高性能な同時通訳が可能となり言語の障害が減少する

上記のように各分野で革新的なイノベーションが起こり、経済情勢もそれに伴い変化していくことが考えられる。

世界的な人口の変化

世界の人口も今後は変化していきます。

2020年現在では

1位中国、2位インド、3位アメリカ

ですが

2030年には

1位インド、2位中国、3位アメリカ

となり、インドが人口ボーナスにより生産と消費で世界を支える経済大国になると考えられます。

また、インドの強みは人口ほ半数が25歳以下であり、この若い層が今後の経済をさらに成長させると予測されます。

貧困と格差

国連では極度の貧困の基準を1日1.9ドル以下で生活する人と定義しています。

その人たちは世界に7億3600万人いると言われています。

この人数はへ減ってきているとはいえまだまだ多く、地域もアフリカ諸国に集中いています。

また、日本などの先進国ではこの極度の貧困に該当する人はほぼいないですが、そもそも先進国は経済が豊かなので外食費やスマホやPCなどのデジタル製品、インフラ利用料が高額であるために1日の生活に最低限必要な費用が高いです。

そのため「相対的貧困」というものが発生し、周りの人と比較して貧困に陥っていると考えられる人たちがいます。いわゆる格差が生み出す貧困です。

特に日本では、シングルマザー、高齢者、子供の貧困が発生していて、子供の約13%は貧困であると言われています。

今現在ではGDPで見ると世界第3位の日本ですが、今後は超高齢化社会や人口減少により経済の衰退が予測されますのでこのような問題を理解し個人が自ら学び考える必要があると思われます。

日本が経済成長するためには何が必要か

好調だった日本経済が衰退に進んでいる現在、日本経済は何をすればいいのか、

ここでひとつ参考なるのがスイスの経済ではないでしょうか。

スイスは世界で最も物価が高く日本の約2倍の水準んです。

しかし、労働者の平均年収は日本の2倍あり、高齢者の暮らしやすさを示すグローバルエイジウォッチ指数は世界一です。

そのスイスが得意としてるのが伝統や技術、文化を利用した「付加価値」を付けた製品の製造です。

大量生産、大量消費が強みのアメリカや中国には劣る日本が同じ土俵で戦うのはレッドオーシャン戦争に巻き込まれるだけです。

日本は伝統も技術もある国ですのでその強みを「付加価値」に変えた製品を生産することが経済成長の要になるのではないでしょうか。

終わりに…

未来を予測することは不可能であると思われます。

しかし、今ある情報やデータの中から未来を構想し、より良い未来のために今できることは何なのかを考えることはとても重要であると考えられます。

世界経済は今どうなっているのか、日本は世界と比較してどうなっているのか、遠い世界では何が起きているのか。

このことを学ぶことは今度の大きな成長につながると思います。

興味をもち学び続けることで自分の未来も大きく変わるのではないでしょうか。

明るい未来は自分でつくる。

このブログテーマである「未来をカタチに」するために今すべきことを考えて精一杯生きることが重要ではないかと思いました。

本書は本当に読みやすくわかりやすく解説されているのでぜひ読むことをオススメします。

 

-Books

Copyright© ☆未来をカタチに☆ , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.